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最終更新日:2006年2月18日(土)


こんぶの基礎知識


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こんぶ

コンブ干し風景 ○コンブの語源

 
コンブの語源はアイヌ語の「コンプ(konpu)」だといわれています。しかし、昔(平安時代)は海藻類は布のように薄く幅広いことから「め(布)」と表され、今でもワカメなど、「め」の付く海藻がたくさんあります。中でもコンブはその幅が広いことから「ひろめ(広布)」と呼ばれていたそうです。また、蝦夷(北海道)で獲れるので「えびすめ(夷布)」とも呼ばれ、七福神の恵比須に掛けて「福を授かる」意味としても捉えられていたようです。
 万葉仮名では「比呂米(ひろめ)」「衣比寿女(えびすめ)」と表され、奈良時代にはコンブが珍重されていた中国との主要交易品目だったそうです。「昆布」は、その中国で当てられた漢字だと云われています。しかし、実際に中国では昆布はワカメのことを指し、コンブは「海帯」と云っていたそうです。


コンブ植生調査(潜水) ○コンブの表と裏
 
 コンブに表と裏があるのはご存じですか?
 コンブには葉に沿って中央に窪みがあります。窪んでいる方を「表」、膨らんでいる方を「裏」としています。
 海中では通常、窪んでいる方(表)が上を向いています。



○おめでたいコンブ

 コンブは「喜ぶ」や「子生」に当てはめられ、古くから縁起物として珍重されています。特に「婚」に関わる行事に良く用いられ、仲人が新婦宅を訪問した際には結び昆布を入れた昆布茶が、結納では「子生婦」として花折り昆布が、披露宴では「おヒロメ」として煮物などに用いられています。
婚礼よろこぶ

○コンブの種類

 コンブにはいろいろな種類がありますが、北海道で獲れる主なコンブを用途別に分けると、主に出し用昆布として用いられているのが道北のリシリコンブ、道南を主体としたマコンブ、知床(羅臼)のオニコンブ(羅臼昆布)などです。また、昆布巻きや佃煮などの食用として用いられているのが日高地方のミツイシコンブ(日高昆布)、道東太平洋岸のナガコンブなどです。特に本来の漁期前に間引きコンブとして採られる「棹前コンブ」(ナガコンブ)は、柔らかく煮くずれしないので煮物などに重宝されています。
 この他にも日本海地方のホソメコンブ、粘りけが強く「とろろ昆布」の原材料となるトロロコンブ、ガゴメ、チジミコンブなどがあります。
北海道のコンブ分布図

○コンブの栄養
 昆布の旨味の主成分は「うまみ調味料」の主成分でもあるグルタミン酸です。おいしくて当然といえば当然ですが、それだけでなく、栄養も豊富で、ビタミンB1,B2やミネラル類に富み、カルシュウムに至っては牛乳の7倍、鉄分は39倍もあるそうです。その他に「ぬるみ」の成分で血圧や体内の塩分の調整などに効果があり、腸の動きを活発化するアルギン酸や、甘味成分のマンニットなどを豊富に含んでいます。乾燥した昆布の表面に浮き出る白い粉はマンニットが結晶化したもので、これらの栄養素は水溶性のものが多いため、コンブを使う時は固く絞った布巾などで拭くだけのほうが旨味を逃がしません。
 また、肌の新陳代謝を促進したり、コレステロ-ルを減らす働きがあるヨードも豊富に含まれていますが、摂り過ぎは甲状腺ホルモンの機能低下を招くので、特にお子さんは一度に大量に食べないようにした方がよいそうです。大人は何日も続けて大量に食べなければ、ほとんど問題はないそうです。「過ぎたるは及ばざるが如し」です。
 コンブは弱アルカリ性で低カロリーな自然健康食品です。
コンブ採取風景

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