サハリン交流: 2. お勧め観光スポット サハリンガイド 2 お勧め観光スポット ユジノサハリンスクЮжно-Сахалинск ユジノサハリンスク市の人口は約18万人。サハリン州最大の都市で経済・行政・文化、さらにビジネスや観光においてもサハリンの中心都市となっています。かつては「豊原」とよばれ日本の政府機関や銀行、工場などがあったことから、古い建築物に往時がしのばれます。道路は道幅が広く、札幌を模した街路は整然とした碁盤の目になっており、異国情緒に彩られた風景がいっそう美しく感じられます。 レーニン広場Площадь Ленина 1970年にレーニン生誕100周年を記念して、ユジノサハリンスク駅前に造られた広場。「レーニン像」があることで有名です。2010年にリニューアルし、レーニン像の裏手に噴水広場が設けられ、多くの市民が集う新しい憩いの場となっています。 勝利広場Площадь победы 山の空気展望台の麓、護国神社跡に1975年に建設された広場。市街地より少し高台部分に位置しているため、晴れた日に望むパベーダ通りの眺めは最高です。 ロシア正教会Православная церковь 宗教が禁止されていたソ連時代は市内に教会はありませんでしたが、ペレストロイカ(1986〜91年)以降に宗教の自由が認められ、市内にもいろいろな教会が現れました。この教会もその1つで、教会内の礼拝室にはイコンが飾られ荘厳なたたずまいとなっています。休日には多くの信者が訪れます。 山の空気展望台Горный воздух ユジノサハリンスク市街を一望できる展望台で、日本時代は旭ヵ丘展望台と呼ばれていました。夏の期間の休日はリフトで山頂の展望台まで登ることができます。冬季間はスキー場となり、サハリン州内だけでなくウラジオストクやハバロフスクからもスキー客が訪れます。 ガガーリン文化公園Парк культуры и отдыха им. Гагарина 旧名は豊浜公園。1961年に人類初の地球一周旅行をなし遂げたガガーリンにちなんだ名称に変わりましたが、今も市民の憩いのスポットとして親しまれています。公園内には遊園地、テニスコート、サッカー場、ゴーカート場、子供鉄道、池があり、休日にはボート遊びをする人たちや池の周辺でシャシュリクと呼ばれるロシアのバーベキューを楽しむ家族でにぎわいます。 プーシキン広場Сквер им. Пушкина ロシアを代表する文豪・プーシキンの生誕200周年を記念して1999年6月に造られました。緑が多い公園に位置し住宅街に近いことから、多くの親子連れやカップルが訪れる憩いの広場となっています。 チェーホフ劇場Международный театральный центр им. А.П.Чехова 正式名称は、「A.P.チェーホフ記念サハリン国際舞台芸術センター」。ロシアの作家・チェーホフにちなんで名付けられました。秋から冬にかけての演劇シーズンには様々な舞台・演劇が行われ、同シーズン以外には地元のジャズグループやオーケストラのコンサートが開催されています。 サヒンセンター(ビジネスビル)Сахинцентр サハリンで最も古いビジネスビルの一つ。現在はアメリカ・ロシア・韓国・日本の企業の事務所が入居しています。1階には軽食を取ることのできるコーヒースタンドとカフェ・バーが入っており、市内観光での休憩に利用することができます。 映画館「アクチャープリ」Киноконцертный зал Октябрь 市内中心部に位置する映画館で、新作が日本より早く公開されることがあります。映画館の雰囲気と映画の両方を体験するのも旅の良い思い出になることでしょう。ただし、日本とは違いほとんどの作品が吹き替え(ロシア語)になっているのでご注意を。 ユジノサハリンクス市役所Мэрия Южно-Сахалинска コムニスチーチェスキー大通りとレーニン通りとの交差点を過ぎた所に市役所の庁舎があります。ユジノサハリンスク市は函館市・旭川市・稚内市と友好提携を結んでいるサハリンの州都で、日本時代にはここに商工会議所がありました。 寺院跡Остатки буддийского храма 日本統治時代にこの場所にあったお寺の跡になります。現在は歩道の脇にひっそりと残っています。 サハリン州立美術館(旧北海道拓殖銀行豊原支店)Областной художественный музей 日本時代の1930年に北海道拓殖銀行豊原支店として建てられたもの。1983年に州立博物館として設立され、1989年に常設展の展示を開始した比較的新しい美術館です。美術館横の広場にはロシアを代表する文豪・チェーホフの銅像があります。 開館時間/10:00〜18:00 入場料/大人70ルーブル・こども20ルーブル 休館日/月曜日 サハリン州郷土博物館Краеведческий музей 1938年に『樺太庁博物館』として建造された当時の姿のままで、日本の城郭を思わせる建物。館内にはサハリンの自然や開拓の歴史、少数民族に関する資料、日本時代に北緯50度線に設置されていた国境の標石、絶滅した「デスモスチルスの化石」のレプリカなどが展示されています。博物館裏手にはニブヒの生活様式を紹介する建物が復元されています。※ニブヒ・・・サハリンの先住民族 開館時間/11:00〜18:00 入場料/大人50ルーブル・こども20ルーブル 休館日/月曜日 チェーホフ<サハリン島>博物館Музей книги А.П Чехова "Остров Сахалин" ロシアの文豪・チェーホフの作品である旅行記「サハリン島」をテーマにした博物館で、館内にはチェーホフについての説明展示があります。 開館時間/11:00〜18:00 入場料/60ルーブル 休館日/日曜日 サハリン鉄道歴史博物館Музей истории Сахалинской железной дороги ユジノサハリンスク駅のすぐ横に位置する博物館で、日本時代から現在までのサハリンの鉄道史にかかわる資料が展示されています。鉄道沿いの展示コーナーには日本人にはなつかしい蒸気機関車D51やディーゼル機関車など数種類の歴史的車両が保存展示されています。 開館時間/8:30〜17:30 入場料/無料 休館日/土・日曜日 自由市場 ユジノサハリンスク駅北西に位置し、様々な生活用品や季節の食材、衣類などが販売されている市民の台所。地域的に韓国系ロシア人も多いため、キムチ、コチュジャンといった韓国の食材なども購入できます。 白鳥湖 日本時代は栄浜とよばれていた村(現在のスタロドゥプスコエ駅)から北へ8キロの所にある湖。作家・宮沢賢治も訪れたと言われ、「銀河鉄道の夜」に出てくる「白鳥の停車場」のモデルとされています。渡り鳥の生息地としても有名で、バードウォッチングや写真撮影のスポットとして人気があります。 琥珀海岸 白鳥湖のほど近くにある海岸。その名の通り、浜辺で小さな琥珀を拾うこともできます。磨くと立派なお土産になりそう。 ヴェリカン岬 奇妙な形をした岩や洞窟が多数あり、壮大な自然を満喫できるスポット。波や風により、長い年月をかけてつくられた切り立ったアーチや石の柱はとても優雅です。ただし、未舗装の山道を長時間RV車などで走るため、少しサバイバルなツアーになります。 ページのトップへ戻る