ノロウイルスとは?
ノロウイルスは、ウイルスの中でも小さく球形をしたウイルスで、世界中に広く分布しており、主に下痢、嘔吐などの急性胃腸炎症状を引き起こします。
発生は一年中見られますが、5月から6月の春期と11月から2月の冬期に流行のピークをむかえる特徴があるため、冬から春にかけて注意が必要です。
ノロウイルス等による感染性胃腸炎を予防しましょう!
感染予防のポイントは日頃からの手洗いの徹底です。
感染性胃腸炎の原因となる病原体の中には、ノロウイルスなどアルコールでは消毒できないものがあります。そのため、必ず石けんと流水による手洗いをしましょう。
手洗いのタイミング
手を洗うタイミングは下記のとおりです。日頃から手洗いのタイミングを意識し、習慣付けることが大切です。
- 外出先から帰ってきたとき
- トイレを使用した後
- 汚れたものに触れた後
- 調理をする前・調理中(特に、肉・魚に触れた後や料理を盛り付ける前)
- 食事をする前
感染性胃腸炎から身を守るためのその他の対策については、下記リーフレットをご覧ください。
社会福祉施設等で感染性胃腸炎が発生した場合の対応について
保健所では、社会福祉施設等で感染症が発生した場合、感染拡大防止策や職員を感染症から守るための対策を一緒に考えさせていただきます。また、発生状況により、保健所の職員がお電話や実際に施設をお伺いし、発生状況などを確認する積極的疫学調査を実施します。
感染症発生時は、早めにご相談いただいたことで、感染拡大せず早期に収束した事例もあります。そのため、感染症の発生があった場合は、報告基準を満たしていなくても、早めに保健所にご相談ください。
保健所への報告基準
- 感染性胃腸炎が疑われる者が、施設の利用者や職員から10名以上または全利用者・職員の半数以上発生した場合
- 上記1に該当しない場合であっても、通常の発生動向を上回る患者の発生が疑われ、特に施設長が報告を必要と認めた場合
詳細は下記リーフレットをご確認ください。