平成27年度第1回地域医療構想調整会議

平成27年度第1回宗谷保健医療福祉圏域連携推進会議(地域医療構想調整会議)

日時:平成27年9月7日(月)16時~

場所:稚内サンホテル2階峻嶺の間

会議次第

宗谷保健医療福祉圏域連携推進会議(地域医療構想調整会議)

次     第
 
□ 平成27年9月7日(月)16:00~17:30
□ 稚内サンホテル 2階 峻嶺の間
  1. 開 会

  2. 保健環境部長挨拶

  3. 宗谷保健医療福祉圏域連携推進会議設置要綱の改正について【資料1】

  4. 説明事項【資料2】
    『地域医療構想の概要』

  5. 協議事項【資料3】
    (1)2025年における構想区域別4病床機能別の病床必要量について
    (2)医療構想の構成(2025年における提供体制を実現するための施策等)

  6. その他

  7. 閉 会

 

議事要旨

宗谷保健医療福祉圏域連携推進会議(地域医療構想調整会議)の開催結果について
日時:平成27年9月7日(月)16:00~18:00
場所:稚内サンホテル 峻嶺の間
1.開 会

2.挨 拶   髙垣部長

【稚内市の細川健康推進課長が議長として進行】

3.宗谷保健医療福祉圏域連携推進会議設置要綱の改正について【資料1】
  • 歌川課長から資料1について説明

4.説明事項【資料2】
 『地域医療構想の概要』
  • 歌川課長から資料2について説明

5.協議事項【資料3】
(1)2025年における構想区域別4病床機能別の病床必要量について
  • 菅野主幹から 資料3について 説明
【礼文町 小野町長】
  • 地方創生で田舎が一番求められるのは医療を充実させること。
  • 礼文は人口が少ないが、現在の19床は今後も必要
  • 人口が減るから(病床を減らすことが)宗谷に合っているのか、もっと議論をして認識を共有すべき。

【利尻町 保野町長】
  • 離島に住んでいる者からすると、ベッド数の 確保は大変大きな関心ごと。
  • 単年度の状況で10年先の構想を決めるのは、極めて短絡的。

【豊富町 工藤町長】
  • 医療体制の充実は必須条件。医者がいないから患者が地方に流出する。
  • 病床数の見直しとともに、医療提供体制の見直しをすることが今回の構想の課題にな ると思う。

【中頓別町 小林町長】
  • 国の推計は理解したが、推計値をもって目標値としようというのは、議論のあり方と して乱暴だと思う。

【浜頓別町 菅原町長】
  • 推計値が今後の目標値となることは非常に懸念がある。

【猿払村 伊藤村長】
  • 田舎にあるのはせいぜい病院と特別養護老人ホームなので、介護施設や在宅サービス など地方で受け皿ができるよう道や国に支援してもらいたい。

【幌延町 野々村町長】
  • (推計値は)目指すべき姿というところに引っかかる。 先に目指すべき姿を見つける ほうが話は早いと思う。

【利尻富士町 吉田副町長】
  • 今年度中に各市町村において人口ビジョンを作成するが、それが反映されるのか。
  • 当町は診療所しかないが、病床より、介護関係福祉施設の人員の確保が気になる。

【事務局】
 《宮澤室長》
  • 地域医療、医師確保が大切だということは理解している。
  • 当管内の将来の病床数は194床減少することが算出されたので、まずこれを早く伝えることが今会議のメイン。
  • いままで、急性期医療に医療費をかけていたものを実情にあわせるというのが国の考えで、それを整理する方法、ルールを決めてならしていくことが地域医療構想と考える。
  • (国の推計値は)目標値といったが、あくまでもその積算しかなく、当管内で修正していくことは可能。
  • 管内の実際の病床稼働率が60%なので、未稼働分を落としても、管内の医療需要に対応できると考えている。
  • 将来的にどうなっていくのかを考えるのが今回の会議である。
  • 平成27年度予算で基金を積むので、現在の病床を(老人保健施設等に)スライドしたり、人材育成や確保に使うことができる。
 《高垣部長》
  • 地域医療構想は、2025年の医療需要を推計して、計画を作るという根底がある。
  • 地域医療構想には2025年度の目標数値 推計値を示すこと になっており、国では計算式で定めたところ。
  • 市町村における医療需要の推計については、なかなかいい計算式がないため、算出が難しい。
  • 在宅を整備し、受け皿として在宅訪問、あるいは福祉系の地域ケアなどを行えば在宅で生活できる部分も出てくる。
  • 各市町村において地域の中でどのような方向を示していくのかを考えなければ、宗谷地域全体の目指す姿、あるいは目指す方向にはなりにくい。現状維持は難しいと思う。
  • 国の計算式は一律だが、この計算式に対抗しうるデータを持っていないので、根拠となるものを皆様からお知恵をいただきたい。

【礼文町 小野町長】
  • 病院から在宅に戻る部分の中間的な施設が必要との話があるが、各市町村がすべて準備するのは無理。
  • それぞれ役割分担をして病床数を減らすとしても、(他の施設に入所するため)島を離れることになるが、現実的には島から離れるのは難しい。

【利尻町 保野町長】
  • 当町の国保病院は、病床稼働率を考えて減らすべきとの意見は内外からあるが、一時的に島外にいる入院患者の数字だけを強調するのは、島にとって非常に課題がある。

【事務局】
《高垣部長》
  • 病院の区分は話し合いを重ねながら来年の夏までに構想をつくりたい。

【宗谷医師会 桜井会長】
  • 日本医師会は、宗谷地区はほとんど病床を減らさない方向性を示している。あとは行政(国や道)との調整。医師会は皆さん(市町村)と同じ意見である。
(2)医療構想の構成(2025年における提供体制を実現するための施策等)
  • 菅野主幹から 資料3について 説明
【薬剤師会 橋本会長】
  • 単に病床数を減らすのではなく、在宅にシフトし、在宅の患者さんの対応をどうするのかを話し合う会議という見方でよいか。

【事務局 高垣部長】
  • 将来的に、この中でも介護の部分も話し合うことになると思う。

【再度、 橋本 会長】
  • 闇雲に病床を持っていても、お金のある住民は地域から出て行くので、薬剤師会としても、市町村と共に自分の地域で安心感を与える医療のつくりかたを考えており、この場はそういった会議と考えている。

【事務局 高垣部長】
  • 在宅医療と介護は、関係者間で話し合いを進めているところ。地域包括ケアの各体制の考え方を含めて、こちらでうまくつなぎ合わせていきたい。

【猿払村 伊藤村長】
  • 入院して在宅に戻るときに受け皿は必要。小規模多機能や生活支援ハウスなどを来年から建てるので、国や道から支援してほしい。
  • 病床数を稼働率だけで減らしていいのか、判断できない(住民との協議が必要)。

【事務局 高垣部長】
  • 病院(機能)としてどこを目指すのかを考えて欲しい。他機能の患者を診てはいけないというものではない。

【枝幸国保 今井事務局長】
  • 資料22ページ( No.6 の病院)の数値が違う。

(高垣部長から、数値を訂正して配る旨回答

【利尻国保 笹谷係長】
  • 当院の数字も違う。

(後日、報告に誤りがないことを確認した
 
6.その他

【議長】
  • 本日の会議はこれまでとする。
  • 本日の説明を受けてまだ納得されていない方が多いと思う。
  • 今後事務方を含めて、もっと中身を詰めないとこの議論は進んでいかないと思うので(事務局には)その辺の会議の開催をよろしくお願いしたい。

7.閉 会

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〒097-8558稚内市末広4丁目2-27

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