平成27年度第2回地域医療構想調整会議

宗谷保健医療福祉圏域連携推進会議(地域医療構想調整会議)

日時:平成28年1月22日(金)13時30分~
場所:稚内保健所2階6号会議室

会議次第

平成27年度 第2回

宗谷保健医療福祉圏域連携推進会議(地域医療構想調整会議)

次        第
 
□ 平成28年1月22日(金)13:30~15:00
□ 稚内保健所2階6号会議室(保健所会議室)
  1. 開 会

  2. 保健環境部長挨拶

  3. 説明事項
    『地域医療構想(素案)について』

  4. 質疑・意見

  5. その他

  6. 閉 会

 


議事要旨

宗谷保健医療福祉圏域連携推進会議(地域医療構想調整会議)の開催結果について
日時:平成28年1月22日(金)13:30~15:00
場所:稚内保健所2階6号会議室(保健所会議室)
1.開 会

2.挨 拶   髙垣保健環境部長
 
【事務局 宮澤保健行政室長】
  • 第1回目の会議では数々のご意見をいただいた。それを受けて会議後、各市町村長に今後、必要となる医療や介護サービス等、そして、医療スタッフの確保とそのために対応策について、本会議で議論していく旨を説明し、事務レベルでの構想を策定を進めていくということで一定程度のご了承をいただいた。
  • これから担当が説明する地域医療構想(素案)について、各市町村長に説明していただき、ご意見等いただきたい。
【稚内市の細川健康推進課長が議長として進行】

3.説明事項【資料】
 『地域医療構想(素案)について』
  • 菅野企画主幹から資料について説明

4.質疑。意見
 
【市立稚内病院 松屋庶務課長】
  • どのように高度急性期の28床を計画の中で実効性のあるものにするのか 。

【事務局 歌川企画総務課長】
  • 具体的にはこれから検討をすることになる。
  • これから10年後に向けて、ご協議いただきたい。

【市立稚内病院 松屋庶務課長】
  • 納得はできないが、仕方ないところもある。、
  • 計画としてはいいが、当病院では急性期を堅持することも厳しく、高度急性期をできない現状(医師数、介護指数等)であり、実現は困難である。

【北海道看護協会稚内支部 惣万支部長】】
  • これまでもいろいろと保健所から相談されているが当病院が一病院としてやれることには限度がある。
  • 計画において、宗谷総合振興局(保健所)が道や国のバックアップで、この地域に何(医師確保等)をしてくれるのかが見えてこない。
  • また、高度急性期を主とした医療機能の提供体制も見えてこない。
  • この計画の中で具体的に何をすればよいのかもわからないし、意見も出しにくい

【中頓別町国民健康保険病院 小林事務長】
  • この計画で具体的にどう動けばいいのか非常に見えづらい。

【事務局 宮澤保健行政室長】
  • 道が何かをするということではなく、将来的に、地域の人達でどうしたらいいか考えていくのが今回の素案である。
  • 具体的には、構想の中にスタッフの確保を盛り込んでいったりするが、そのためにベッド数等を各市町村で詰めていく必要がある。

【北海道総合在宅ケア事業団稚内訪問看護ステーション 齊藤所長】
  • 地域医療介護総合確保基金の活用というが、具体的にはどのように使えるものなのか。
  • 素案を提示されても、個々で動くのは難しい。道が具体的に示して欲しい。

【事務局 菅野企画主幹】
  • メニューの確保や、施設の整備に対して基金を活用できる。
  • 具体的には意見を出していただければ、反映させていきたい。

【事務局 宮澤保健行政室長】
  • 基金を使うためには、まず構想をつくる必要がある。まずはこの計画をつくって地域としてどのように将来を考えていくか、そのためにどのように使える予算があるのか、ただ予算が来て何かするのではなくて、まずは自分達で考えていくことになる。

【浜頓別町国民健康保険病院 菊地事務長】
  • 今後、我々の医療機関の中で将来のベッド数の結論を出して、それを道に聞いてもらえるのか。また、当病院で検討した必要病床数は意見として、吸い取っていただけるのか。協議をしていただける場はないのか。

【事務局 歌川企画総務課長】
  • 宗谷はオーバーベッド地域であることから、増床しようとする場合以外は病床を持っていられる。ただ、病床は二次圏域で見るというのが医療法の考え方の基本になっているので、病床の増減については、各医療機関から相談を受けたときには地域で検討をすべきものと考えている。そういった調整の場としては、こういった会議の中でどうしましょうかとなるかと思う。

【豊富町 本田保健推進課長】
  • 今回のこの構想自体はわかるが、現実的にはかなりの病院で、医師確保等大変厳しい状況である。特に宗谷の場合は循環器系の医師もいない。
  • この構想を建てる上で、具体的な部分に対しては、道や国がもっと積極的に医師確保や病院、そして地域医療圏の確保をするという方向性でいって欲しい。
  • ただ、いろんなことを皆さんの意見でこの地域をどうするかと言われても、特に医師や看護師については、かなりもう限度が来ている。
  • 人材不足について、もう少し道も入っていけないのか。

【事務局 宮澤保健行政室長】
  • 人材不足は今回の構想とは別に通常の道の事業で行っているし、動いている。
  • 将来的に人口が減ったときの人材の必要数を早めに考えていく必要がある。
  • 構想は、将来を見据えて考えていくもので、道が何かをするためのものではない。
  • 病院のベッド数を減らして、介護に切り替える際は早めに基金等を活用していきたい。

【事務局 髙垣保健環境部長】
  • 医師数、看護師数が少ない現状は重々わかっている。
  • 我々としては医師の募集などして、医師確保をしているが、宗谷管内にも医師が潤沢に来ていただく状況にはない。軒並みそれぞれの病院のドクターは非常に忙しい状況があって、医師が必要である。
  • 宗谷管内各自治体病院も含めて、医師や看護師の足りないというのは共通の課題である。どういう戦略をもって確保にあたるかに関してはそれぞれ意見いただきつつ、我々も考えさせていただきたい。

【豊富町 本田保健推進課長】
  • 一応、医師数、看護師数、職員数については理解するが、専門医、特に循環器系の医師は稚内市に頼らざるを得ないが、厳しい状況にある。
  • 医師不足を、北海道の、そして宗谷の構想をつくる上では、もっと上に上げていく必要がある。

【幌延町 藤田町民課長】
  • 構想はとても立派な内容だが、実現するための具体的な施策をつくり、各市町村の考え方を調整していくのが、総合振興局、保健所の役割である。この構想に対して実施計画をつくってはどうか。

【事務局 歌川企画総務課長】
  • 構想はやはり策定後の取り組みが大変難しいと言われている。
  • 許可病床等の内容は各医療機関自らの意向で成り立っており、その点からもまず自らの取り組みをお願いしたい。
  • 宗谷圏域での数字等の具体的内容を検討するのがこの会議であり、各医療機関に構想について考えていただく必要がある。

【北海道看護協会稚内支部 惣万支部長】
  • 人口が減るので、ベッド数を減らすという構想はわかるが、スタッフの確保は依然として必要であり、その対策を盛り込んでいかないと構想にはつながらないし、高度急性期の28床をどうするのかが入ってこないとこの地域の医療構想ではないと思う。
【議長】

  以上をもって、議事を終了する。

5.その他

 【事務局 歌川企画総務課長】
  • 今回の地域医療構想の素案をお持ち帰りいただき、内部での協議をお願いする。
  • その結果について、2月15日(月)までに書面にてご意見いただきたい。
  • いただいたご意見については、個々に整理し、構想案に反映していきたい。
6.閉 会

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宗谷総合振興局保健環境部保健行政室(稚内保健所)企画総務課

〒097-8558稚内市末広4丁目2-27

電話:
0162-33-2538
Fax:
0162-32-2253
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