20歳未満の者の喫煙防止
20歳未満の者の喫煙は、成年に比べて健康への影響が大きく、
喫煙を始めてからニコチン依存症になるまでの期間も短く、吸い始める前の対策が重要です。
保健所では、小学校などを対象に「喫煙防止講座」を実施しています。
★20歳未満の者の喫煙防止講座の様子★ 随時、受付中!!
禁煙に関する相談・支援の情報
★禁煙サポート★受付中!! 保健所職員がたばこや禁煙に関する情報を提供します。
妊産婦の喫煙防止
きれいな空気の施設登録事業
受動喫煙防止対策を推進するため、屋内禁煙に取り組む第二種施設(小売業、公共交通機関、事務所・会社等)に対し、ステッカーを交付するとともに、道のHPを通じて積極的に禁煙に取り組む施設であることを紹介しています。是非、施設登録をお願いします。
(二次元コードあり)「北海道きれいな空気の施設」普及啓発用リーフレット (PDF 459KB)
関係機関へのリンク
(1)道保健福祉部健康安全局地域保健課健康づくり係のホームページ
(4)厚生労働省のホームページ
COPD(慢性閉塞性肺疾患)
● ご存じですか?COPD(シーオーピーディー)
肺の生活習慣病ともいわれる「COPD」とは、Chronic Obstructive Pulmonary Disease の
略で、肺気腫や慢性気管支炎も合わせた、慢性閉塞性肺疾患という病気のことです。
気管支が炎症を起こしたり肺胞が破壊されて肺機能が低下し、悪化するとせき・たん・息切れが
強くなり生活に支障をきたします。せきや呼吸困難などの症状は気管支喘息と似ていますが、進行性
であるという点で異なります。
日本では約530万人を超える患者数がいると言われています。あまり知られていない病気である
ことから、多くの方が病気に気づかず、適切な治療を受けているのは38万人ほどとされています。
● 原因と症状
最大の原因は喫煙ですが、粉じん、大気汚染や乳幼児期の呼吸器感染、遺伝なども原因としてあげ
られ、受動喫煙も発症の原因となります。たばこの煙や化学物質などの有害物質の吸引によって、気
管支の組織が炎症を起こし、たんが留まることで空気が通りにくくなります。
また、肺胞が破壊されて酸素をうまくとりこめなくなってしまいます。
次のような症状がある方は、COPDの可能性があります。
・ 少しの動作で息切れしやすい
・ 一日に何度もせきが出る
・ 黄色や粘り気のあるたんが出る
・ 呼吸をする時にゼイゼイ・ヒューヒューと変な音がする。
● COPDの診断
上記の自覚症状のある人は、かかりつけ医か呼吸器科の受診をおすすめします。特に喫煙歴が10
年以上ある人、40代以上の人はリスクが高いので、早めに受診しましょう。
診断には「スパイロメーター」という機器で呼吸機能検査を行います。これは、思い切り呼吸をし
たときの呼吸効率を測定するもので、機種によっては「肺年齢」として数値が出るものもあります。
また、CTなどの画像診断も、肺の状態を知るのに役立ちます。
● 治療は、まず禁煙!
まずは禁煙です。いったん低下した肺の機能回復は困難ですが、禁煙と薬物治療によって悪化を
防ぎ、生活をスムーズにできます。
薬物療法には、気管支を拡げて呼吸を楽にする気管支拡張薬(吸入薬、貼り薬、内服薬)があり、
重症者には酸素を供給する器具を使用するなど、酸素療法で呼吸をサポートします。
呼吸をするだけでも身体に負担がかかり体力の消耗が激しいCOPDの方にとって感染症は大敵
です。手洗いや予防接種などで予防を心がけましょう。