居眠り運転事故の防止

居眠り運転事故の危険性

 居眠り運転事故は、他の事故と比べて死亡率が高いです。
 これは、居眠り運転時は、ブレーキやハンドル操作による危険回避行動がとられず、減速せずに事故を起こすことが多いことが理由として挙げられます。

道路交通法上の取扱い

 道路交通法では、居眠り運転の直接の規定はありませんが、同法第70条「ハンドル、ブレーキその他の装置を確実に操作し、かつ、道路、交通及び当該車両等の状況に応じ、他人に害を及ぼさないような速度と方法で運転しなければならない」という「安全運転義務」に違反していることになります。居眠り運転で事故を起こすと、違反点数2点、普通車の場合は反則金9,000円が科せられます。
 また、居眠り運転の状況によっては、同法第66条「過労、病気、薬物の影響その他の理由により、正常な運転ができないおそれがある状態で車両等を運転してはならない」という「過労運転の禁止」に抵触する場合があります。「過労運転」と判断されると、違反点数25点という無免許や酒気帯び運転と同等の罰則が科せられます。

居眠り運転を防ぐには

 長時間の運転時は、2時間ごとに休憩を挟むようにしましょう。休憩時は、車から降りてストレッチしたり、カフェインや糖分の摂取、15~30分ほどの仮眠をとると効果的です。また、日頃から適切な睡眠時間の確保に努め、疲労をためないようにしましょう。

居眠り運転の交通死亡事故発生マップについて

 道では、過去5年の居眠り運転による交通死亡事故発生場所を示したマップを作成しています。

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