エゾシカとの衝突事故発生状況
北海道内のエゾシカとの衝突事故は、令和4年中の発生件数は4,480件(前年比+471件)で、6年連続で最多記録を更新しているところです。
宗谷管内におきましても、令和4年の一年間にて314件(前年比+70件)の事故が発生しております。
エゾシカの事故の特徴
10月11月はエゾシカの繁殖期で動きが活発になるほか、越冬地へ移動する時期にも重なることで、衝突事故の年間発生件数の4割を占めます。
早朝・夕方がエゾシカの活動のピークであり、周囲が暗くエゾシカに気づきにくいことから夜間での事故が8割を占めます。
交通事故を防止するためには
1 スピードダウン
- 道路上のエゾシカは、車のライトや走行音に反応して立ち止まることがあります。また、アスファルト上では蹄(ひづめ)が滑ってしまい、逃げるのが遅くなることや、焦って転ぶこともあります。
- エゾシカは群れで行動しています。2頭目以降が飛び出してくる可能性がありますので、1頭の横断を確認した後も警戒を怠らないようにしてください。
2 ハイビームの使用及び夕暮れ時のライトの早目の点灯
- 夜間の走行時、車のヘッドライトが反射するとエゾシカの目が光ります。暗いときに光るものが見えたときは、エゾシカがいるかもしれませんので、気をつけて走行してください。