公共土木施設の維持管理基本方針に基づく「実施計画」

実施計画策定の考え方

1 基本方針策定の背景・趣旨

道財政を巡る厳しい状況から、公共土木施設の維持管理予算は平成10年度をピークに、平成20年度では、約1/2の規模となっており、道においては、維持管理コストの縮減等を図るため、除雪出動基準の見直しや、道路の草刈り、路面清掃回数の縮減など、維持管理水準の見直しに取り組んできたところでありますが、「除雪の出動基準や運搬排雪基準の見直しによって道路の走行性が悪くなった」、「草刈り回数の見直しによって見通しが悪くなった」といった道民からの苦情も増加している状況です。
このようなことを踏まえて、公共土木施設の維持管理を、これまで以上に効率的・効果的に行っていくため、道路や河川など施設ごとの維持管理作業を体系化し、作業内容に維持管理水準を設定するなど、今後の維持管理に対する道の基本的な考え方を明らかにする、「公共土木施設の維持管理基本方針(以下「基本方針」という。)を策定しました。

2 基本方針の考え方

・公共土木施設に係る多様な維持管理作業について、作業の仕方により4つの維持管理区分(予防管理型、対症管理型、日常管理型、必要経費*)に分類するとともに、その区分に応じて、作業内容別に水準を設定し、今後の維持管理に対する道の基本的な考え方を明らかにします。
※必要経費は、維持管理作業そのものではないが施設を維持していくために必要な経費

・設定した作業内容別の維持管理水準に基づき、施設の利用状況や地域の意向等を踏まえ、維持管理の進め方を明らかにする実施計画を作成し、効率的で効果的な維持管理に取り組んでいきます。

・毎年度、維持管理の実施状況等を把握・検証しながら、必要に応じて実施計画の見直しを行います。また、基本方針についても、必要がある場合は、見直しを行います。

3 実施計画の作成

基本方針では、「設定した作業内容別の維持管理水準に基づき、施設の利用状況や地域の意向を踏まえ、維持管理の進め方を明らかにする実施計画を作成し、効率的で効果的な維持管理に取り組んでいく」こととしており、このような背景、経過から、この実施計画を作成しています。

実施計画(令和5年4月更新)

実施計画【道路施設(除雪)編】(令和5年11月更新)

※ 実施計画で使用している地図は、国土地理院長の承認を得て同院発行の20万分1地勢図及び5万分1地形図を複製しているものです。
さらに複製使用する場合には、国土地理院長の承認を得なければなりません。(承認番号:平30情複 第1734号)

カテゴリー

cc-by

page top