令和4年度宗谷農村女性連絡会議（ff宗谷）春の研修会を開催しました

4月26日、「令和4年度ff宗谷春の研修会」が浜頓別町の東宗谷農業協同組合で開催され、32名の会員が参加しました。ff宗谷は女性農業者の酪農技術を高めると共に会員相互の交流を目的として、年2回、春秋に研修交流会を開催しています。新型コロナウイルス感染拡大防止を徹底し、2年ぶりの開催となりました。
研修会は、大樹町の酪農家山下陽子さんを講師に、哺育・育成牛の管理について、講習と意見交換を行いました。山下さんには、大樹町の普及センターからオンラインで参加していただきました。
山下さんからは、3ヶ月齢までの子牛の栄養供給量を高めることで初産分娩時の体格を向上させ、初産牛の繁殖成績改善（空胎日数の30日短縮）につなげた取組を中心に、出生1日目の子牛管理、Brix値を活用した初乳の取り扱いなどについて解説がありました。また、体重や飼料給与量、初乳のBrix値などデータを整理して、数値化することで課題解決につなげているとのお話には、「感覚で哺乳を行っていたが、数値で見る大切さを知った。」などの声が聞かれました。意見交換では、会員から事前に募集した哺育に関する質問と講習での質疑に対して回答いただきました。
会員からは、「他の牧場の取組を知る事ができ、新たな発見となり勉強になった。」、「優良事例を聞く事ができ、できる所から実践したいと思った。」などの意見があり、有意義な研修となりました。
ff宗谷では、会員の要望に応じた研修交流会を企画し、次回は秋の研修交流会「ffフォーラム」を予定していきます。