令和4年度宗谷酪農セミナーを開催しました

宗谷酪農セミナー(宗谷総合振興局主催)は、就農や農業分野への就職を目指す農業系大学生を対象に、管内への誘致に向けたPRとして開催しています。併せて、宗谷管内の各市町村担い手センターと連携し、学生と生産者等が対面する機会や具体的な相談ができるよう、市町村毎に個別相談ブースを設けています。
令和4年6月、宗谷酪農セミナーを道内外の4大学で開催し、計365名の学生が参加しました(道内：酪農学園大学(10日)、道外：日本大学生物資源科学部(21日)、日本獣医生命科学大学及び東京農業大学農学部(23日))。また、各市町村の個別相談会は、道内開催で14団体、道外開催で1団体が参加し、学生からの相談に応じました。
セミナーでは、振興局より宗谷地域と宗谷農業の紹介、普及センターより酪農を支える関連産業の紹介を行いました。豊富町の酪農家山本薫氏、阿利氏夫妻には、就農に至る経過や学生へのメッセージなどを現在の生活の様子を交えながら、事前に作成した動画で紹介していただきました。
道内の学生からは、「酪農家のインタビュー動画や関連産業の説明で、酪農へのイメージが広がった」、「酪農を支える仕事の説明で、将来やりたいことが見えてきた」などの将来に対する意見がありました。また、道外の学生からは、「宗谷は初めて聞く地域だったが、詳しく知ることができた」、「インターネットの普及で都市部から遠くても暮らしていけることがわかった」など、宗谷について身近になったとの意見があり、実のあるセミナーとなりました。
この取組をきっかけに、参加いただいた学生が宗谷や酪農に魅力を感じ、一人でも多くの若者が宗谷地域を訪れてくれることを期待します。