令和5年3月13日、令和4年度宗谷地域農業新技術発表会(主催:酪農試験場天北支場、宗谷総合振興局農務課,浜頓別町他)が浜頓別町福祉センターで開催されました。
基調講演では、元酪農試験場場長の原仁氏から「減産型生産時における経営改善について」と題し、生産資材や配合飼料、乳用牛価格等の動向を踏まえ、乳房炎や蹄病、後継牛確保、繁殖改善、施肥設計に基づく過剰施肥の防止など、経営改善に向けた方策についてのお話がありました。
そのほか、酪農試験場天北支場からは「サイレージの多層詰め」と「泥炭草地の更新で除草剤を使える条件」について、家畜保健衛生所からは「宗谷における海外悪性伝染病の防疫対策の取組」についての報告がありました。また、普及センターからは「TMRセンターのサイレージ調製法」と「イグサ防除対策調査結果」について報告させていただきました。
今回の発表会は、宗谷地域の様々な課題への取組について出席者で情報共有できる貴重な機会となりました。
TMRセンターのサイレージ調製方法について(宗谷農業改良普及センター中塚係長)
イグサの防除対策について(宗谷農業改良普及センター北部支所瀬谷普及指導員)