令和5年8月24~25日、北海道立総合研究機構酪農試験場天北支場、浜頓別町内のTMRセンターと、その構成員農場において「JA営農指導員技術研修(宗谷・留萌北部)(畜種)」(第1クール)が行われました。本研修は、営農指導業務に携わる地域の農協職員を対象に、日常的な営農技術指導および経営指導を担う職員の現場対応力を強化していくことにより、地域の指導力をアップすることをねらいとしています。
本年度の研修には、宗谷管内と留萌北部管内の農協職員11名と、宗谷総合振興局より3名の聴講生が受講しました。宗谷管内の土壌の特徴と土づくり、農場における防疫対策、サイレージ調製、繁殖管理および牛群のモニタリング方法などについて、座学や現地研修が行われました。講師は、酪農試験場天北支場、家畜保健衛生所および普及センターの職員が務め、現地研修では農業者の方々から直接、お話を伺うことで、「理論と実践」を学ぶことができました。
参加者からは、「今後の業務に活かしていきたい。」などの声が聞かれました。本研修は10月中旬に第2クールが開講される予定です。普及センターも地域の農業者に貢献できるよう、関係機関とスクラムを組み、地域の指導力アップに努めていきます。
卵巣の実物を見ながら繁殖管理の基礎を学びました
農場でのモニタリング実習