令和５年度宗谷管内地域農業づくり懇談会の開催について

　令和6年2月27日、浜頓別町福祉センターにて、令和5年度宗谷管内地域農業づくり懇談会（主催:宗谷総合振興局農務課）が開催されました。この懇談会は、出席者から普及活動へのご意見をいただく貴重な機会となっています。

　はじめに宗谷農業改良普及センター寺田所長から普及活動の概要説明を行い、その後、普及センター本所、北部支所、それぞれの重点活動について、広域担当からは高付加価値化の取組について活動報告を行いました。

　その後、宗谷の魅力を伝え、宗谷に人を呼び込むための方法として高付加価値化の取組みをテーマとして、パネルディスカッションを行いました。パネリストは、管内で高付加価値化に取組む3名の方々が務めました。

　稚内牛乳に代表される乳製品の加工販売をとおした生乳の高付加価値化に取組む北宗谷農業協同組合係長兼店長の佐々木陽一氏、酪農経営を卒業された後も「何もない静かな山奥 ぶんちゃんの里」を営みながら食育活動やファームインに取組む宗谷食育推進協議会長の小川文夫氏、中頓別町の観光施設の指定管理者として観光を軸にした地域振興に取組む一般社団法人なかとんべつ観光まちづくりビューロー総括本部長の蓮尾純一氏です。

　この3名のパネリストの方々と会場出席者との意見交換により、「宗谷に人を呼び込むためには、高付加価値化の取組み等によって得られた魅力を伝えていくことが必要」「宗谷の魅力を広く発信していくことで交流人口が増える可能性がある」との意見が出されました。

　今後は、今回いただいた貴重な意見を活かした、普及活動を展開していきたいと思います。