令和6年5月23日、普及センター宗谷北部支所管内(稚内市・豊富町・幌延町)の酪農家で構成される「放牧を考える会」で、春期フィールドセミナーおよび総会が開催されました。
今回は、会員他20名が参加し、新規就農4年目の小川牧場がフィールドセミナー開催場所となり、牛舎内での飼養管理と草地管理の取組について説明を受けながら視察を行いました。小川牧場では育成牛を預託しているため、預託先で他の牛に食い負けないようにしっかりと餌を食い込める哺育牛の飼養管理方法を模索していることや、労働時間短縮について検討中であり、ICTを使った発情発見装置の利用や季節分娩導入の検討などについて聞くことができました。
参加者からは「牧区はどのくらいで回しているの」、「牛の品種改良方針はどのように考えて選定してますか」といった質問がありました。
フィールドセミナー後は、「放牧を考える会」の総会が開催され、今年度の活動計画の協議が行われました。また、今回のフィールドセミナーでは、会員の他新規参入を目指す酪農ヘルパーや研修生が参加し、会員との情報交換が積極的に行われ有意義な一日となりました。
宗谷北部支所では、「放牧を考える会」の活動を支援しています。
開催にあたって堂下会長の挨拶
小川氏の説明を熱心に聞く参加者
交流会で日頃の情報交換が積極的に行われました