令和6年8月、普及センター宗谷北部支所管内(稚内市・豊富町・幌延町)の酪農家で構成される「放牧を考える会」で、夏期フィールドセミナーが開催されました。
「放牧を考える会」会員他15名が参加し、春に続き豊富町の小川牧場がフィールドセミナー開催場所となり、牛舎内での飼養管理と放牧地の管理方法等について視察を行いました。
当日はあいにくアブが多く、日中は牛を放牧地に出すことができないなかでの視察となりました。牛舎内では、温度計、湿度計、風速計を用いて牛の暑熱ストレスの確認を行いました。また、子牛の管理方法について普及センターより情報提供を行いました。
会では春期のフィールドワークに続いて、夏場の放牧地管理状況について確認しました。参加者からは「掃除刈りは何回行いましたか?」「掃除刈りの刈り高はどの位で設定しているのですか?」といった質問がありました。今回のフィールドセミナーでも、会員のほか新規参入を目指す酪農ヘルパーや研修生が参加し、会員との情報交換が積極的に行われ有意義な一日となりました。
宗谷北部支所では、「放牧を考える会」の活動を支援しています。
子牛の管理方法について熱心に聞く会員たち
放牧地の植生を確認をする会員たち