令和6年8月29日~30日、道総研酪農試験場天北支場、浜頓別町内のTMRセンターと、その構成農場において「JA営農指導員技術研修(宗谷・留萌北部)(畜種)」(第1クール)が行われました。本研修は、JA北海道中央会旭川支所・ホクレン農業協同組合連合会稚内支所が主催し、毎年、行われています。営農技術指導および経営指導を担当する農協職員の現場対応力強化と地域の指導力アップをねらいとして実施しています。
第1クールは、①土壌肥料および飼料作物生産の基礎、②酪農場における防疫対策、③繁殖と飼養管理の基礎、④乳牛の健康と生産を支えるサイレージ品質の重要性と、調製作業の基本について研修を行いました。より実践的なものとなるよう、実物を用いた演習をカリキュラムに組み入れた内容でした。
本年度は、宗谷管内から7名の農協職員が本研修に参加しています。また、普及センター職員1名も聴講生として参加しました。
普及センターは、主催者とともに研修カリキュラムを企画し、カリキュラムの一コマを講師として担当しています。地域農業に携わる一員として、農業者の側に寄り添い、農家視点に立った営農指導ができる職員となれるよう、関係機関ともども、本研修を支援していきます。
第2クールは10月30日~31日を予定しています。
繁殖管理の基礎では受胎頭数を増やすことの重要性について学びました。また、卵巣を解剖し、卵胞・黄体を実際に確認しました
理想的に原料草を詰め込んだドラム缶サイレージの匂いや色を体感し、サイレージ調製時の踏圧作業がとても大切であることを確認しました