栽培品種はRM85~95日となっており、乾物率30%の黄熟期を迎えるための単純積算温度2300℃程度の目安があり、本年は平年よりも気温が高く推移したことから積算温度を確保できた気象となりました。
生収量は4~5t程度/10a、子実の熟期は糊熟後期とデンプンの乗りもまずまずといえます。収穫作業の大半は10月上旬を予定しており、その頃には適期を迎えての収穫が予想されます。しかしながら、同じ品種であっても圃場内で生育差が激しい部分が多く見受けられました。このことは圃場の排水性の善し悪しが生育を左右しており、本年の降雨環境と相まって湿害を呈した事が生育不良となり、減収につながりました。
今後の作付けに関しては圃場の排水条件整備および野生鳥獣被害(シカ・熊)対策も課題です。
中頓別町の場合 9/19現在 RM85~88日品種
草丈320cm程度・収量4.5~5.0t/10a 糊熟後期 作物病害なし
本年はすす紋病等の発生は少なく、生育は順調に推移しました。