犬猫の引取について

犬猫の引き取りについて

犬猫に限らず、動物を飼う場合は終生飼養が基本となります。
そのため、やむをえない事情でないと保健所が判断した場合、あるいは、ご自身で新しい飼い主探しを十分に行っていない場合、引き取りを拒否することがあります。
振興局で飼い主探しの支援を行っていますので、ご活用ください。→飼い主探しノート
安易に手放さず、本当に飼えないのか、飼ってくれる人がいないのかをよく考え、ご家族と話し合った上で、どうしても飼えない場合、稚内保健所（または浜頓別・利尻支所）へ、まずはご相談ください。
引き取りには１頭又は１匹につき、2,100円の手数料（北海道収入証紙で納付）がかかります。
手数料は、「北海道環境生活部手数料条例」により定められています。北海道例規類集からご覧になれます。
北海道収入証紙は保健所でも販売しています。

保護された犬猫の引き取りについて

保護された犬猫は、保健所で引き取ります。　ただし、下記要項をご参照下さい。

●成猫は外飼いの飼い主がいる場合もあり、「迷子」かどうか判別できないので、「保護・捕獲」しないでください。
●子猫であっても、近くに親猫がいる事があり、人間の匂いが付くと育児放棄する場合もありますので、むやみに「保護・捕獲」しないでください。
●無理に捕まえることは虐待にあたる可能性があります。
●保健所で「捕獲・駆除」は行っていません。
●保健所では犬猫の預かりや処分、新しい飼い主を探すための引き取りは行っていません。
●同一人物からの複数回にわたっての引き取りは拒否する場合があります。
●繰り返し餌付け行為をしている場合は、所有者とみなしますので、ご了承ください。

猫の持ち込み(引取申請)を考えている方へ

持ち込む前に保健所・振興局環境生活課にご相談ください。

道立保健所では、 動物の愛護及び管理に関する法律（以下、動愛法）に基づき、拾得者（逃げ出した飼い猫を保護した場合、または、所有者（終生飼養が原則であるため相当の理由のある場合に限る）から猫の引取りを行っています。
また、各振興局 環境生活課 では、病気やケガをして保護の必要のある猫を保護しています。
飼い主が放棄した猫や保護した猫で元の飼い主が現れなかった猫については、新しい飼い主をさがすなどボランティア団体等とも協力して殺処分を減らすべく日々努力していますが、エサやりを含む不適切な飼養や、処分目的の持ち込みが無くならないままでは、その努力にも限界があります。

●外にいる猫を捕獲して持ち込みはしないでください。
誰かの飼い猫かもしれません 。　飼い主の 気持ちになってください。　ただし、飼い主の方も他者に迷惑をかけない責任があります 。
（北海道の条例では猫は室内飼育に努めることとしています。）

●野良猫の捕獲や持ち込みはしないでください。
野良猫を減らすための安易な捕獲や殺処分は一時しのぎでしかありません 。　主のいなくなった「なわばり」に他の野良猫 がやってくるだけです 。
猫たちが集まる原因となるゴミの不始末やエサやりといった原因を地域ぐるみで改善し、飼い猫（室内飼養）として受け入れたり、地域猫として避妊去勢などでコントロールし、動物愛護に配慮しながら徐々に減らしていくべきと考えます。

●産まれたばかりの子猫 を持ち込まないでください。
子猫は母猫なしでは飼育が困難で簡単に死んでしまいます。　また、母猫は子猫がいなくなると、すぐに妊娠可能となり、再び出産し、野良猫の減少にもつながりません。
離乳後であれば子猫たちは飼い猫にできる可能性があります。

●エサを与えていた猫やその子猫は持ち込まないでください。
エサがあれば、猫たちは集まり、そして子を産みます。　外にいる猫がかわいそうと思っても、エサを与えるのはやめましょう 。
かわいそうな猫たちを増やすだけで 、周囲の人たちも迷惑します。

引取りを拒否させていただく場合があります。
引取りを求める相応の理由が無い場合は、動愛法に基づき引取りを拒否させていただきます。（動愛法３５条、動愛法施行規則第２１条の２、３）
また、許可を得ていない檻等による捕獲は「鳥獣 の保護及び管理並びに狩猟の適正化に関する法律」「動愛法」違反となる場合があるため、引取りを拒否させていただく場合があります。

猫の持ち込み(引取申請)を考えている方へ (PDF 125KB)