宗谷5年目藤川 省三さん
佐賀県出身。長野県にある「はーぶの里」診療所で勤務。平成25年10月1日に「えきまえ診療所」開業。専門は内科。趣味は大工、園芸、詩歌など。
ロマン溢れる宗谷でひと花を咲かせる
<宗谷の医療の魅力>
医師になる前は東京でサラリーマンとして13年働き、その後医師免許を取得し、長野県安曇野市で診療所を開業しました。地域の住民の方々に支えられながら20年近く地域に密着した医療に携わってきました。 宗谷地域は同じ日本でありながら最北端という地理的な面からも「何か特別な気持ちにさせる地」であり、そのような印象から宗谷の医療体制もそういった自らの知識や技術を鍛錬するのに適した場所ではないかと思います。<宗谷の暮らしの魅力>
宗谷地域に移住してからの始めた趣味は、愛車でドライブすることです。この地域は、どの道を走っても景観が魅力的なところばかりで、四季折々で違う表情を楽しめることは魅力のひとつだと思います。個人的には 屋内施設で運動したり、花の手入れをしたりするなど、趣味も楽しみながら暮らしています。
宗谷の移住の魅力
20年以上安曇野で働き、住民の方々へ自分なりに恩返しはできたかと思いましたので、その頃から第2の人生を考えるようになりました。そのようなことを考えているうち思い出したのが、20年前の厳冬期に訪れた北海道の宗谷地域でした。冬は風が強く厳しい環境だと思いましたが、「日本最北端の地で自らを試したい」という“ロマン”と“チャレンジ精神”を胸に移住してきました。
編集後記
長野県で長年地域医療の第一線で活躍された後、更なる自己研鑽を求めて宗谷地域に移住してこられた藤川先生に取材をさせていただきました。勇猛果敢な生き方とは違う一面として、診療所の前には色とりどりの綺麗なお花が並んでおり、藤川先生の温和な人柄も相まって、地域住民の心も身体も癒されていると思います。取材の中でもあったように、宗谷地域は自然が豊かゆえ特に冬は厳しいですが、厳しい土地だからこそ人と人の温かい触れ合いがあり、自らの夢や目標のために奮い立たせることができるのではないでしょうか。 こんな情熱をもった医師がいる宗谷地域に、あなたも住んでみませんか。