
宗谷管内では、トドマツなどの人工林が収穫の時期を迎えており、伐採して木材として利用し、また植えて育てる、林業と木材産業の担い手が必要です。
宗谷管内の林業労働者の年齢構成は、61歳以上が全体の36%、51歳以上では全体の54%と、年齢の高い労働者の割合が多く、人手不足はもちろん、技術の継承の観点からも新たな人材の参入が求められています。
人工林の育成
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自然に生えている天然林は、昔から生えている木も芽を出したばかりの木も、常に競争しながら残ることができた木が大きく成長します。
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機械化が進む仕事
自然に囲まれて仕事をする林業で、機械化が進んでいます。木材を加工する工場では、他の製造業と同様にコンピュータープログラムにより製造を制御する機械もあります。自然や木の温もりという従来の魅力に加え、今までとは異なる、新しい分野に興味・関心を持つ人材が求められています。
▲高性能林業機械ハーベスタによる伐倒
宗谷地域林業担い手確保推進協議会の取組み
林業・木材産業の仕事に関する情報を提供し、林業・木材産業への新規就業を促進するため、平成29年度より、行政機関や林業・木材産業の事業体などで構成する協議会を設立しました。高校で実施する企業説明会への参加や、大学への学校訪問を行うなどの活動をしています。
林業の仕事
には
「緑の雇用」事業
林業未経験者の方でも森林の仕事に就き、林業で必要な技術を学んでもらうため、林業事業体を通じて講習や研修によりキャリアアップを支援する制度です。(制度対象の林業事業体に限ります。)
研修事業
これから林業で働きたい方のための「森林整備基礎コース」と、機械の能力を十分に活用するための操作・メンテナンスなどを対象とする「高性能林業機械操作等技術コース」の研修があります。
林業労働環境整備事業
森林作業員の安全確保のため、安全ズボンや保護帽などの購入に必要な経費の1/2が助成される制度があります。
林業就業促進資金
新たに林業に就業しようとする方に、就業の準備に必要な資金を30万円から150万円まで無利子で貸し付ける制度があります。(転居の有無など条件により借入可能額が異なります。)
林業への就業・各種制度の相談は、各都道府県知事から指定された林業労働力確保支援センターである、北海道森林整備担い手支援センターが対応できます。
【北海道森林整備担い手支援センター】
〒064-0004 札幌市中央区北4条西5丁目1番地 西鉄・林業会館ビル
電話番号:011-200-1381 FAX番号:011-200-1382
ホームページアドレス:http://www.shiencenter.or.jp
宗谷総合振興局産業振興部林務課 TEL0162-33-6677