

宗谷管内のオホーツク海では、ホタテ、鮭、毛ガニ漁が、日本海や離島(利尻島、礼文島)では昆布、ウニ、ナマコ、ホッケ漁が行われており、いずれも日本の食料供給に重要な地域となっています。
離島地域では時に、漁業者の高齢化、後継者不足傾向となっており、頭を悩ませています。
利尻島では、漁業体験研修「漁師道」をおこなっています。
昆布漁師の暮らしって?
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海上作業 |
3~6月 |
育成管理作業 作業時刻7時~12時、 13時~18時 |
6~7月 |
収穫(水揚げ) 作業時刻2時~6時 |
11、12月 |
種昆布回収 巻付け後の沖出し 作業時刻6時~12時、 13時~15時 |
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陸上作業 |
6~7月 |
天日干し 回収 収納作業 作業時刻2時~6時、 14時~17時 |
6~10月 |
整形作業 作業時刻8時~12時、 13時~18時 |
11~12月 |
種昆布巻付け 作業時刻8時~12時、 13時~15時 |
離島の漁業について
宗谷の利尻島、礼文島の漁業は昆布、ウニ、ホッケ、カレイ、タコ、ヒラメ、ナマコが主要魚種です。特に利尻島の代表する水産物と言えば「利尻昆布」「エゾバフンウニ」で、水揚げの約6割を占めています。
特に「利尻昆布」は利尻ブランドの代表的な水産物で、味が濃く澄んだ上品なだしがとれることから主に関西の高級料亭で使われており、昆布の最高級品と称されています。
近年人口の減少に伴う漁業従事者の減少や高齢化、後継者不足といった厳しい状況にありますが、鴛泊、鬼脇、沓形、仙法志の4地区では漁業フェアを通じて18名が漁業に就業し、一人前の漁師になるため先輩方や地域の方々に支えられ活躍しています。
▲昆布干しの様子
▲昆布漁の様子
漁師に
なるために
漁師道
北海道北部に位置する利尻島で漁業への就業を希望される方を対象に、原則、漁家に宿泊しながら、実際に漁労作業を2週間程度体験していただき、漁業への理解を深め、漁業への適正などを知っていただくために行う研修です。
北海道漁業就業支援フェア
漁師になりたい人と地域の担い手を確保したい漁協・漁業者との面談の場。北海道漁業就業支援協議会、道、漁業研修所による何でも相談コーナー。
宗谷管内水産技術普及指導所
各地域の浜の増養殖や資源の管理、過酷に関する知識や技術の普及や指導、また、経営に関する相談、後継者育成や漁業グループ活動への支援を行っています。
宗谷の漁業
宗谷の漁業は北海道でも上位の水揚げ量を誇り、水産資源が豊富な漁場です。
宗谷管内では、他にも技術習得や金銭的なサポート等、各種支援を行っています。国や道の給付金支給対象となる場合もありますので、漁師を考える方はお気軽にご相談ください。(※支援施策は地域によって異なります。)
宗谷総合振興局産業振興部水産課 TEL:0162-33-2532