田川さん

新規就農3年目 ●● ●●さん

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宗谷2年目田川 豊秋さん

兵庫県神戸市出身、富山医科薬科大学医学部卒業後、神戸徳洲会病院で勤務、その後、奄美諸島の病院4カ所で勤務。平成24年に知床らうす国民健康保健所、釧路孝仁会ドクターヘリ勤務を経て平成28年10月幌延町立診療所に勤務。専門は麻酔科、外科、総合診療

最北の地で燃えるへき地医療への想い

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<宗谷の医療の魅力>

 神戸市内で勤務医をしていた頃から「医者になったら一度はへき地医療を」という想いがありました。現在の診療所は前任の医師が長い間住民のために尽くされており、そのことに感謝するとともに、これから住民の方とよく話をし、地域に貢献できるように努力したいと思っています。住民の人柄については、以前の地域では気性の荒い方が少なくありませんでしたが、幌延町は温厚で優しい住民が多くほっとしています。  課題としては、専門性を必要とされる患者がいた場合に、必要な医療を提供できないことです。これは、地域の課題として取り組むべきと考えています。

<宗谷の暮らしの魅力>

 宗谷地域は気候に恵まれており、特に夏はエアコンが無くても湿気も少なく過ごしやすいと思います。生活面については、スーパーやコンビニ等もあり品物も豊富なので、日常生活で不便は少ないです。少し街に出ようと思った時は、車で1~2時間かかりますが、渋滞もなく移動できます。また、釣りや冬であればスキーが趣味の人であれば、遠出をせずとも楽しむことができるのも魅力であると思います。

 

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宗谷の移住の魅力

 奄美で勤務が長くなってきた頃、今度は北のほうで地域医療に関わりたいと思いまいした。移住先を探すにあたり、ドクターバンクに登録してその紹介を受けて、北海道のオホーツク海側に面している町村を中心にいくつかの病院を見学し、最終的に知床半島にある羅臼町の診療所に勤務することが決まりました。そして、現在は幌延町で勤務しています。移住に際し、都会と比べると不便な点はありますが、逆に温かい人間関係や外国のような雄大な景色を堪能できるのは宗谷地域への移住の魅力であると思います。

<編集後記>

 日本の南と北でへき地医療に携わっているというユニークな経験をされている田川先生に取材をさせていただきました。田川先生とのお話の中で、「地域医療に興味がある医師等は大勢いるが、移住先での生活に関する不安を抱えているのでは。」とのお話がありました。田川先生のように、海も山も軽々越えて身軽に移住できるのは、へき地医療に興味があり、それを自身の生き方の軸に据えているからではないでしょうか。こんな情熱をもった医師がいる宗谷地域にあなたも住んでみませんか。

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